JPブログ担当スタッフ

記事一覧(33)

「超・日本刀入門~名刀でわかる・名刀で知る」(静嘉堂文庫美術館)

驚くほどの至宝の数々を所蔵している静嘉堂文庫美術館さんが、また、スゴイ展覧会を企画してくれました。所蔵の刀剣を大放出しての「超・刀剣入門~名刀でわかる・名刀で知る」と名付けられた展覧会です!すでに行かれた方も多いでしょうか?今回は、ほろよい戦国王でお馴染みの、磯部深雪さんと、「普咲刀剣プロモーション」の方とご一緒し、お邪魔してきました~!今回展示される刀剣は30振り全て静嘉堂文庫美術館のコレクションです。国宝1振り、重文8振りの指定品全てが一堂に展示されます。こんな機会、今後あるのか!?という貴重な展示です。ちなみに、静嘉堂文庫美術館が所蔵している刀剣は120振りほどあるそうで、多くは三菱二代社長・岩﨑彌之助とその子供で四代目社長・岩﨑小彌太が収集したものだそうです。三菱の創始者・岩﨑彌太郎の弟だった彌之助含め、土佐藩主・山内家の武士だったことから、今回のサブタイトルは「サムライ・ビジネスマンが集めた日本刀」だとか。まず最初に出迎えてくれるのは、松本楓湖による《蒙古襲来・碧蹄館図屏風》6曲1双、明治28年(1895)です。明治期に日本と中国が戦った「日清戦争」の頃に描かれたこちらは、国威発揚の意図が感じられるそうです。前期展示は《蒙古襲来図》。詳細に描かれた武具に興味がそそられます。こちらは会期中に、対となる《碧蹄館図》に展示替えされる予定です。見逃していけないのが、入り口近くにある刀剣の展示です。こちらは、彌之助が青年時代に腰にしていたという刀。なんと、塾生時代、口論の末の喧嘩で斬りかかられ、この刀で防いだそうで、よく見ると鍔から15センチくらいのところに切り込み傷が残っています。展示室に入ると、まずは太刀と刀の違いの解説から。初心者にも分かりやすい展示になっています。続いて、国宝・重文の刀剣が、早速ずらり。「押形」という、刀の拓本のようなものも一緒に展示されていますが、こうした展示は珍しいとか。ライティングがきれいなので、刃文も良く見えます。ちなみに、刃文って、刃先の白くなっているところかと私は思っていました・・・光を当てたときにきらりと特に光る線の部分を言うんですね。みなさん、可能な範囲で屈んだり覗き込んだりして、いろんな角度で見て見てください。刃文が見える角度、刀の肌が良く見える角度を探りながらじっくりみていくと、一振り一振り、全く違う表情をしていることが分かります。やはり《国宝 「手搔包永太刀(てがいかねながたち)」》は必見!

特別展「春日大社 千年の至宝」 チケットプレゼント!

先日ご紹介した東京国立博物館 平成館(東京・上野)で開催されている特別展「春日大社 千年の至宝」のチケットを、ご応募いただいた方の中から抽選で5組10名様にプレゼントします!<展覧会 訪問レポ> 2017.01.24  空前絶後!「春日大社 千年の至宝」展 2017.01.25  貴重な甲冑も! 特別展「春日大社 千年の至宝」お申し込みはECサイト【文化家】から会員へご登録の上、お問い合わせページから下記をご記入してご応募ください。 ※会員登録のない方のご応募は無効とさせていただきますので、ご注意ください。※会員登録だけでは申し込みとなりません。必ず問い合わせフォームより下記内容をお送りください。※会員登録者様1名につき、1回のみの受付になります。重複で応募された場合、応募を無効とさせていただくことがあります。ご注意ください。記載内容1、「文化家ブログ 春日大社展チケットプレゼント」応募2、文化家ブログ「轍」もしくは「戦国王blog」の感想(特に良かった記事、今後取り上げてほしい内容、著者たちへのメッセージなど)締切:2017年2月17日(金)23:59着のメールまで有効。※当選者の発表は賞品の発送をもってかえさせていただきます。※応募の際にお預かりした個人情報は、プレゼント当選者への賞品発送、関連するアフターサービス、新商品などに関するお知らせのために利用させていただきます。ぜひ「戦国王blog」を読んで、実際の展示品を見に行ってみてくださいね。

特別展「春日大社 千年の至宝」
公式ページ:http://kasuga2017.jp/index.htmlチケットプレゼントのお申込みはこちらから!