伊達政宗甲冑倚像
江戸時代・慶安5年(1652)瑞巌寺蔵
来年は伊達政宗が生誕450年というアニバーサリーを迎えます。
政宗様ファンは、大興奮のイベントがきっと目白押しになるんでしょうね。
記念すべき2017年を前にして、
7年におよぶ大修理
を終えた
松島瑞巌寺(ずいがんじ)の国宝「本堂」の完成記念
ということで、
瑞巌寺と伊達政宗に関する貴重な品々が東京で公開されています。
平安時代に遡る歴史を持つ瑞巌寺。
重要文化財 五大明王像(不動明王)
平安時代 瑞巌寺蔵
現在の瑞巌寺は、伊達政宗が創建したことで知られています。
伊達政宗は、関ヶ原の戦いの際に、現在は瑞巌寺の仏堂となっている「五大堂」で戦勝祈願をしたそうです。
戦勝のお礼としてお堂を復興しています。
伊達政宗といえば、小田原の陣への参陣が大幅に遅れ、怒る秀吉の前に真っ白な死装束で現れたという話は有名ですが、この生きるか死ぬかの時に、
千利休にお茶の稽古をつけてほしいとねだったとか。
そんな、伊達政宗と茶の湯に関する展示も盛りだくさん。
そして、
伊達政宗の17回忌につくられた、等身大の木造甲冑像に、
伊達政宗所用の陣羽織!
伊達政宗甲冑倚像
江戸時代・慶安5年(1652)瑞巌寺蔵
重要文化財 黒羅紗地裾緋羅紗 山形文様陣羽織 伊達政宗所用
桃山時代 仙台市博物館蔵(10/1~10/14 展示)
と、垂涎の品々。
ちなみに、上記の陣羽織には、
襟元にフリルの跡が!
伊達政宗おねぇ説・・・ではなく、
南蛮の服装からデザインされたものだそうです。
支倉常長(はせくらつねなが)達、「慶長遣欧使節」を
送ってヨーロッパと交易を求めた伊達政宗らしいデザインになっています。
さらには!!
新発見の
《梅小禽図(うめにしょうきんず)伊達政宗筆》
梅小禽図 伊達政宗筆
江戸時代個人蔵(新発見)
昨年の暮れに宮城県塩竃市の旧家で発見されたという
伊達政宗の直筆の絵です!
馬場氏が拝領したことが箱書きに記されているそうです。
作品から、政宗の人となりに触れてみては如何でしょうか?
展示は、11月13日(日)で終了してしまいますので、お急ぎください!
伊達政宗書状
天正18年(1590)6月14日(小田原参陣)仙台市博物館蔵
松島 瑞巌寺と伊達政宗
2016年9月10日(土)~11月13日(日)
三井記念美術館
東京都中央区日本橋室町二丁目1番1号 三井本館7階
開館時間:10:00~17:00
※入館は16:30分まで
休館日: 月曜日
展覧会サイト:http://www.mitsui-museum.jp/exhibition/index.html
お問い合わせ先:ハローダイヤル:03-5777-8600
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